2020年9月17日木曜日

固め講座 教科書

用語解説(今覚えようとしなくていいので、わからない言葉が出てきたらここを見てください)

拡張子……ファイル名の「.」のあとについてるpmxやxなどのこと。

D&D……ドラッグアンドドロップ。

タイムライン……MMDを開くとウインドウ左側に出てくるいっぱいマス目があるところ。

pmx……モデルやステージ、アクセサリーの拡張子。これがついているものはすべて「モデル操作」の「読込」ボタン、あるいはタイムラインにD&Dで読み込む。

pmd……pmxの古い型。最近のモデルではほとんど見られない。

x……ステージやアクセサリーの拡張子。ステージやアクセサリーは物によって拡張子が違うため注意。こちらは「アクセサリー操作」の「読込」ボタン、あるいはタイムラインにD&Dで読み込む。

モデル……初音ミクや艦これの金剛、時雨といったキャラクターのモデルのこと。

ステージ……建物や風景といった舞台装置。ドラマでいう大道具。

アクセサリー……武器や帽子などの装備品や机、いすなどの家具など。ドラマでいう小道具。

エフェクト……MMEによって読み込む特殊効果。下記のような種類がある。

シェーダー系エフェクト……物の質感を変える。画面右上「MMEffect」の「エフェクト割り当て」から読込む。操作用のコントローラーがあることもある。

パーティクル系エフェクト……火花や水滴など細かいものを表現するのに使う。「アクセサリー操作」の「読込」ボタン、あるいはタイムラインにD&Dで読み込む事が多い。

ポストエフェクト……画面全体にかぶせるように影響を与える。拡張子がxのファイルの読み込みと「MMEffect」の「エフェクト割り当て」からの読込の両方が必要な場合が多い。操作用のコントローラーがあることもある。

スフィア……カメラの視線との角度によって明るさを変えることで光沢感を表現するもの。詳しくはこちらを参照してください。

skybox(スカイボックス)……Ray-MMDで使う背景。Ray-MMDで反射を使った場合に映り込む。

ボーン……モデルに動きを付けるためのもの。エフェクト用のコントローラーの場合、エフェクトの効果を操作するために使うこともある。

モーフ……モデルの表情を付けるためのもの。エフェクト用のコントローラーの場合、エフェクトの効果を操作するために使うこともある。

ポーズデータ……モデルのボーンの状態(ポーズ)を保存したもの。保存した時に使っていたモデル以外にも使える。拡張子はvpd。

モーションデータ……モデルの動き(ボーン、モーフ両方)を保存したもの。保存した時に使っていたモデル以外にも使える。拡張子はvmd。


0.用意する物(まだ持ってないもののみDLしてください)

①MMD  DL:VPVP

②MME  DL:VPVP wiki

③固めたいモデル お好みで DL:ニコニ立体など

④使いたいステージ お好みで DL:ニコニコ静画など

⑤使いたいポーズデータ お好みで DL:ニコニコ静画など

(ここまでが準備できていない方は先にこちらこちら(1:30ぐらいまで)をご参照ください)

⑥KatameShader  DL:石化侍さん twitter

⑦Ray-MMD  DL:GitHub

⑧水滴マテリアル  DL:MASARUさん youtube

⑨使いたいスフィア(3つ以上) DL:ニコニコ静画Google検索など

1.基本的なMMDの使い方

MMDでキャラを固めるためにはまずモデルの読み込みが必要です。
まずは上図の「モデル操作」の「読込」からモデルとステージを読み込みます。
このとき、ステージが見つからない場合は拡張子が「x」の可能性があります。
その場合は、「モデル操作」の「∨」のあるところを「カメラ・照明・アクセサリ」にしてから「アクセサリ操作」の「読込」から読み込んでください。
モデル、ステージを読み込んだら、次はモデルにポーズを取らせます。
モデルにポーズを取らせるにはボーンをいじればいいですが、初めは難しいのでDLしてきたポーズデータを使いましょう。
ポーズデータを読み込むには画面左上「ファイル」から「ポーズデータ読込」を選びます。
ポーズデータを読み込むと、腕などが体にめり込むことがあります。そういうときはボーンで微調整してあげましょう。
そうするうちにボーンの扱いに慣れてきます。
2.KatameShaderを使う

ここまで準備ができたらいよいよKatameShaderで固めていきます。
KatameShaderは使うだけなら割と簡単です。
まず、KatameShaderのフォルダの中にある、「KatameController.pmx」と「ExKatameController.pmx」を読み込みます。
次に「KatameController」に画面左上「ファイル」→「モーションデータ読込」からKatameShaderのフォルダの中にある、「Default.vmd」を読み込みます。
そして、「MMEffect」の「エフェクト割り当て」からモデルに「KatameShader.fx」を割り当てれば準備完了です。
あとは「KatameController.pmx」のモーフ「進行度」を上げればモデルが石化します。
3.Ray-MMDを使う
今度はRay-MMDを使う方法です。後ほどKatameShaderと併用する方法も書きますが、まずは単品での使い方です。
KatameShaderに比べて準備が大変ですが、頑張りましょう。
まず、Ray-MMDのフォルダ内にある「ray.x」を「アクセサリ操作」の「読込」から読み込みます。

次にRay-MMDの「Skybox」フォルダのいずれかのフォルダの「Sky with box.pmx」を読み込みます。(初めは「Helipad GoldenHour」がおすすめ)

そして、読み込んだSkyboxに「MMEffect」の「エフェクト割り当て」から上のタブを「EnvLightMap」に切り替えて、「Skybox」フォルダの「Sky with lighting with rotation.fx」を読み込みます。

ここからモデルの設定です。「MMEffect」の「エフェクト割り当て」から上のタブを「Main」にして、モデルに「Main」フォルダの「main.fx」を割り当てます。

次にタブを「MaterialMap」に切り替えて、モデルに「Material」フォルダ、あるいはDLしてきた水滴マテリアルのフォルダから好きな質感の拡張子がfxのファイルを選んで割り当てます。

あとはRay-MMDのフォルダから「raycontroller.pmx」、水滴マテリアルを使う場合は水滴マテリアルのフォルダから読み込んだ質感と同じ名前の拡張子がpmxのファイルを読み込みます。
4.KatameShaderを使いこなす KatameShaderではVer2.0からスフィアを4つ追加できるようになっています。  
 
しかし、初期の設定では1つしか適用できない設定になっているのでこれを変えます。  
 
まず、DLしてきたスフィアを「KatameShader.fx」が入っているフォルダか、そのフォルダにある「t」フォルダの中に移しておきます。  
 
次に、「KatameShader.fx」をコピーして、コピーしたものを右クリック→プログラムから開くでメモ帳などで開きましょう。(Notepad++(リンク先は窓の杜)などのエディタを使うと行数が分かりやすくて便利です)


開いたらまず、67行目の{1,0,0,0}(図の赤く囲まれたところ)を{1,2,3,4}に変えます。  

そして、68行目、74行目、80行目、86行目の""の間をDLしてきたスフィアのファイル名にします。(「t」フォルダに保存した場合はファイル名の前に「t/」を付けましょう。